地域包括ケアシステムの中で、自費リハビリがお役に立てること

【地域包括ケアシステムの中で、自費リハビリがお役に立てること】

 

私は一関市で、保険外の自費リハビリ施設を運営しています。

日々、患者様と向き合う中で、

「自費リハビリは、地域包括ケアシステムの中でどのような役割を担えるのだろう。」

そんなことを考える機会が増えてきました。

そこで今回は、国や地域の資料を読みながら、自分なりに整理してみました。

 

■ 国が示している地域包括ケアシステム

厚生労働省では、地域包括ケアシステムを構成する5つの要素として、

・住まい
・医療
・介護
・予防
・生活支援

を示しています。

また、それを支える考え方として、

・自助
・互助
・共助
・公助

という4つの「助」が示されています。

これらは、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるための基本的な考え方です。

 

■ 政府が示した「切れ目のないリハビリテーション」

令和8年7月に閣議決定された「骨太方針2026」では、

「予防・医療・介護を通じた切れ目のないリハビリテーション」

という方向性が示されました。

リハビリテーションは、病院で機能回復を目指すだけではなく、介護予防やフレイル予防、退院後の生活、地域での暮らしまでを連続して支えていくことが期待されています。

 

■ 一関市ではどのような方向性が示されているのか

一関市高齢者福祉計画や、一関地区広域行政組合第9期介護保険事業計画では、介護予防やフレイル予防、住民主体の通いの場、リハビリテーション専門職の地域への関与、多職種連携などを重視する方向性が示されています。

介護が必要になった後の支援だけではなく、元気なうちから地域全体で健康を支え、住み慣れた地域での暮らしを支えていくことが大切にされています。

 

■ 私が考える、自費リハビリの役割

これらの国や地域の資料を読み進める中で、私は一つの考えにたどり着きました。

私は、自費リハビリにも地域包括ケアシステムの中で果たせる役割があると考えています。

もちろん、自費リハビリは、医療保険や介護保険の代わりになるものではありません。

しかし、制度だけでは補いきれない部分を支え、地域で暮らし続けるための選択肢の一つとして、地域包括ケアシステムを支える地域資源になり得るのではないかと考えています。

私が大切にしたい役割は、次の3つです。

・地域包括ケアシステムの「予防」の一端を担い、地域住民の「自助」をリハビリテーション専門職として支えること
・必要に応じて、医療・介護・地域資源への橋渡しを行うこと
・地域に根ざしたリハビリテーション専門職として地域活動に関わり、「互助」につながるきっかけや場づくりを支えること

私は、自費リハビリを提供するだけではなく、一関市が目指す介護予防やフレイル予防、多職種連携、地域づくりという方向性を踏まえながら、地域の中で自分にできることを、一つずつ形にしていきたいと考えています。

今後は、その具体的な取り組みとして、現在準備を進めている地域での活動についてご紹介したいと思います。

 

※参考資料
・厚生労働省「地域包括ケアシステムの構築」
・厚生労働省「地域包括ケアシステムの5つの構成要素と『自助・互助・共助・公助』」
・内閣府「経済財政運営と改革の基本方針2026」
・一関市「高齢者福祉計画」
・一関地区広域行政組合「第9期介護保険事業計画」

 

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