パーキンソン体操教室を開催します ―地域で楽しく、継続して体を動かす機会を―

パーキンソン体操教室を開催します―地域で楽しく、継続して体を動かす機会を―】

このたび、STROKE KINEMATICS 一関 リハビリテーション研究所では、パーキンソン病・パーキンソン症候群の方を対象とした「パーキンソン体操教室」を開催することとなりました。

少人数で、安心して楽しく体を動かしながら、同じ病気を持つ方同士が交流できる場をつくりたいと考えています。

なぜパーキンソン体操教室を始めるのか

パーキンソン病では、動作のゆっくりさや姿勢の変化、歩行・バランス能力の低下などがみられることがあります。

一方、初期の段階では比較的身体機能が保たれており、

「まだ普通に動けるから」

「日常生活はできているから」

と、継続的に運動する機会を持たないまま過ごされている方もいらっしゃいます。

パーキンソン病では、日頃から継続して身体を動かし、運動習慣を持つことが大切と考えられています。

月田ら(Tsukita et al., 2022)が早期パーキンソン病の方を対象に行った研究では、継続的な身体活動や運動習慣と、姿勢・歩行機能や日常生活活動、認知機能の一部などの長期的な経過との関連が報告されています。

この研究は観察研究であり、運動によって病気の進行を直接抑えられることを証明したものではありませんが、日頃から継続して身体を動かすことの大切さを考えるうえで、参考になる研究の一つです。

医療・介護による支援はもちろん大切です。私はそれに加えて、地域の中にも、気軽に参加できる運動や交流の場をつくりたい。

そんな思いから、この教室を企画しました。

当施設の体操教室は「運動すること」だけが目的ではありません

今回の教室では、作業療法士が参加される方の状態に配慮しながら、

  • 姿勢づくり
  • バランス練習
  • 歩行につながる運動
  • 呼吸・ストレッチ
  • 音楽やリズムを使った運動
  • ご自宅でも続けられる体操のご紹介

などを行う予定です。

無理に難しい運動をするのではなく、一人ひとりがご自分のペースで、安心して参加できることを大切にします。

また、運動だけではなく、

「外へ出るきっかけになる」

「同じ病気の方と話してみる」

「楽しい時間を過ごす」

といったことも、この教室の大切な目的です。

教室終了後には、希望される方を対象にティータイム交流会(自由参加)も予定しています。

地域の中に、もう一つの選択肢を

地域包括ケアでは、医療や介護だけではなく、予防や生活支援、そして自分自身で健康づくりに取り組む「自助」や、地域の中で支え合う「互助」も大切な要素とされています。

私自身も、一関市で自費リハビリ施設を運営する中で、

「作業療法士として、地域の中で何ができるのだろう。」

と考える機会が増えてきました。

医療や介護による専門的な支援に加えて、地域の中にも、気軽に身体を動かしたり、人と交流したりできる場所がある。

この教室が、そんな地域の選択肢の一つになれればと考えています。

大きな取り組みを一度に始めるのではなく、まずは少人数から始めます。

地域の皆様や関係機関の方々のお力もお借りしながら、参加される方にとって必要とされる形を少しずつ考え、育てていきたいと思っています。

第1回 パーキンソン体操教室 ~秋の部~

開催日

令和8年9月26日(土)

時間

14:00〜15:00頃

※終了後にティータイム交流会(自由参加)

場所

STROKE KINEMATICS 一関 リハビリテーション研究所

対象

パーキンソン病・パーキンソン症候群の方

定員

3~6名程度(先着順)

参加費

無料

少人数での開催ですので、参加される方の身体機能や体調などを確認しながら、安全に配慮して実施いたします。

移動やトイレ動作などに介助が必要な方は、ご家族・介助者の方の付き添いをお願いする場合があります。

車いすをご利用の方についても、事前にご相談ください。

お申し込み・お問い合わせ

STROKE KINEMATICS 一関 リハビリテーション研究所

TEL:070-9278-8425

受付時間:火曜日〜土曜日 9:00〜17:00

「少し体を動かしてみたい」

「一人ではなかなか運動が続かない」

「同じ病気の方と交流してみたい」

そんな方に、気軽に参加していただける小さな教室にしたいと思っています。

皆様のご参加をお待ちしております。

参考文献

Tsukita K, Sakamaki-Tsukita H, Takahashi R.

Long-term Effect of Regular Physical Activity and Exercise Habits in Patients With Early Parkinson Disease.

Neurology. 2022;98(8):e859-e871.

DOI: 10.1212/WNL.0000000000013218

 

 

コメント