Clinical ReasoningーFlags sign

【Clinical ReasoningーFlags sign】

当施設では初回の無料カウンセリング(検査含む)に、十分な時間を確保しています。

これはリスクの見極めと、どこから介入するかという優先順位を整理するために必要な時間です。

本日は、筋骨格系の痛みで来所された患者様のクリニカルリーズニングについてお話いたします。

慢性疼痛の患者様、特に頸肩腕部・腰背部・膝においては、以下の兆候を確認いたします。

🔴 Red Flag(重篤疾患の可能性・リハビリテーション適応外)
🟡 Yellow Flag(心理社会的要因)
🔵 Blue Flag(仕事に対する認知)
⚫ Black Flag(環境・制度の問題)
🟠 Orange Flag(精神疾患レベルの問題・専門連携が必要)

これらは、

Clinical Flags(レッド・オレンジ)

Psychosocial Flags(イエロー・ブルー・ブラック) に分類されます。

臨床において最も重要となるのは、Red Flag Signの見極めです。 リスクが疑われる場合には、リハビリテーションの適応外と判断し、医療機関の受診をお勧めすることがあります。

ただし、Red Flagの兆候が一つ見られたからといって、即座に適応外と判断するわけではありません。 (速やかな紹介が必要な場合もあります。)

問診を慎重に進め、他のフラッグスとの組み合わせやこれまでの治療歴などを踏まえて、総合的に判断していきます。

また、Red Flag以外の兆候についても、初回のカウンセリングの段階で可能な限り把握するように努めています。

フラッグスサインは単なる分類やラベリングではなく、

・どこにリスクがあるのか

・何から介入すべきか

・患者様とどのように関わるべきか

を整理するための臨床的な指標として用いています。

さらにフラッグスは、症状そのものではなく「回復を妨げる可能性を示すサイン」として捉えることが重要です。

当施設で初回カウンセリングに十分な時間を確保しているのは、こうしたリスク管理と、リハビリテーションの方向性を患者様とともに組み立てていくためです。

また、施術前後にも一定の間隔を設けています。 それは状態の変化や、患者様・ご家族のお話の中に、フラッグスに関わる重要な情報が含まれていることがあるためです。

評価と介入は切り離せるものではなく、その過程自体がクリニカルリーズニングであると考えています。

 

仙台藩(伊達家)  /  一関藩(田村家)

 

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